夏
空想の闇を抜けて戻ったとき、目の前には眩しい夏が広がっていた。
新しくできた仲間と一緒にいることが楽しくて仕方なかった。
毎日毎日が楽しくて、どきどきして、
私は目の前のことに精一杯で先のことまで考える暇がなかった。
それはいいことなのかな?悪いことなのかな?
14歳の私にはまだわからない。
私にわかるのは今を精一杯生きるということだけ。